消泡剤は私たちの生活に欠かせないもの

「消泡剤」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。しょうほうざいと読み、泡を消すための添加物のことです。あまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、私たちの身近なところで使われており、様々な場面で役立っています。泡を消すためには、すでに発生している泡をなくすことと、これから出来ようとする泡の発生を抑えることの2つの働きが必要です。

すでに発生している泡は、表面張力の小さい物質を送り込まれ、周囲の高い表面張力に引っ張られてなくなります。これから出来ようとする泡は、泡が出来ようとしている部分を表面張力の小さい物質が取り囲み、アンバランスな表面張力により、発生を抑えられます。身近なところでは、普段食卓にのぼることも多い豆腐に使われています。豆腐は大豆とにがりだけで製造されていると認識している方が多いと思いますが、そのほかにも色々なものが入っており、消泡剤はその中のひとつです。

豆腐の原料である大豆にはサポニンという成分が入っていて、水に溶かすと泡立つ性質があります。大豆とにがりだけで製造した場合、大量の泡が発生し、気泡だらけの豆腐になってしまいます。これらの泡は消し、なめらかな表面の豆腐をつくるために必要なのが消泡剤です。気泡だらけの豆腐は、見た目が悪いだけではなく、気泡があるほど豆腐はたくさんの空気に触れているので、日持ちが悪くて腐りやすいというデメリットがあります。

消泡剤は、豆腐以外にも、様々な場面で使用されています。特に製造業では貴重な物質として、石油精製やパルプ製造の現場で使用されています。化粧品や日用品の製造でも同様に使用されています。このように、消泡剤は私たちの生活において身近であり、欠かせないものなのです。

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