様々な種類の消泡剤が存在します

気体が固体の中に塊として入り込んだり、複数の気体の塊が薄い膜で隔てられて集まったりした状態が泡です。一般的に気体の塊は気泡と呼ばれ、気泡が集まったものは泡沫と呼ばれています。泡は周りを囲んでいる液体の表面張力による影響を大きく受けており、純粋な液体は基本的に大きな泡が発生することがありません。他の液体や固体などの物質が混ざった混合溶液は、泡が発生しやすい傾向があります。

消泡剤にはオイルタイプや界面活性剤タイプ、エマルションタイプや特殊タイプなどがありそれぞれ異なる特徴を備えています。オイルタイプは鉱物油などを主な成分としており、水系の液体に対する消泡効果があり即効性を持つのが特徴です。液体表面に発生した泡を素早く消したい場合に適していますが、効果の持続性が低いというデメリットも存在します。油性物質が主成分であり、河川などに大量に流入すると環境汚染を引き起こす可能性があるので排水系統で使う場合には使用量に注意が必要です。

界面活性剤タイプの消泡剤も油性物質を主な成分としていますが、特に消泡効果を備えたタイプの界面活性剤が配合されています。このタイプの消泡剤は貯蔵安定性が優れているため長期保存が可能ですが、使い方を間違えると泡を立たせてしまうので注意しなければなりません。エマルションタイプの消泡剤は消泡成分を水に乳化・分散させたもので、水中での拡散性が優れています。ただし貯蔵安定性に不安があるため、長期保存する際には変質や分離によって性能を低下させないように冷暗所で保管します。

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